ケーブル・ホース案内保護装置
と働きについて
サイルベアをはじめとするケーブルチェーン(ケーブルベア/ケーブルキャリアなどとも呼ばれる)は、可動するケーブル・ホースを保護する目的で作られており、ここにケーブル・ホースを収納することで、 無理な負荷を与えることなく、整然と支持案内し、移動ストロークを往復運動させることができます。
サイルベアとは?
自社独自の複合連続一体成形技術を用いて作られた、つなぎ目のないケーブルチェーンです。
軸と穴部で連結するリンク式タイプと違い、ヒンジ部が繋がっているリンクレス構造を採用。
擦れ合う部分がなく、発塵性が低く、且つ静粛性に優れているため高い環境特性(低騒音・低振動・低発塵・低摩耗)を求める場所や装置に実力を発揮します。
※「サイルベア」は、"サイレント" と "コンベア" を合体させた造語
ケーブルチェーンは、一般的にリンク式タイプとクリーンタイプに分かれます。 用途に応じてタイプの選定をしますが、コスト面では構造上クリーンタイプは高くなってしまいます。 サイルベアは、独自の構造と独自の製法で高い環境特性を持ち、且つコスト面も抑えた画期的なケーブルチェーンで、あらゆる用途でお使いいただけます。
用途に応じた4タイプ
半導体製造装置、印刷機、検査測定装置、食品製造装置、搬送装置、工作機械 等
高い環境特性に対応 / 直動タイプ
サイルベア®
低騒音低摩耗低発塵低振動形番:KSL/KSH
自社独自の複合連続一体成形により、つなぎ目のないリンクレス構造を採用することで高い環境特性を実現。
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サイルベア®タフ
低騒音低摩耗低発塵低振動高剛性長寿命形番:KST
サイルベアの滑らかな屈曲特性をそのままに剛性と寿命をアップ。標準で横仕切りが装備されており手間なく配線を分けて収納が可能。
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ATM、検査測定装置、券売機、アミューズメント機器、包装機 等
エコノミー・軽負荷装置に対応 / 直動タイプ
サイルベア®ライト
超軽量軽負荷形番:KSE
本体とカバーが一体構造で、工具を必要とせずケーブル類の収納が可能。軽量な材料を採用し、負荷の軽い装置へのケーブルチェーンとして最適。
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多関節ロボット 等
三次元方向に対応 / フレキシブルタイプ
サイルベア®フレックス
三次元形番:KSF
自社独自の複合連続一体成形品(スケルトン構造)を採用し滑らかで複雑な三次元方向の動きに対応。
フレキチューブやスパイラルチューブ、保護チューブ等に変わるロボット配線のケーブル保護として最適。
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サイルベアNEWS
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ケーブルチェーン(ケーブル・ホース案内保護装置)とは??
主に工作機械や産業装置において、可動部のケーブル配線をまとめ、保護・
案内する装置のことを指します。
通常、装置の可動部へケーブル・ホースを接続すると、移動に伴ってケーブ
ル・ホースにねじれ・引っ張り等の負荷が働き、安定した可動ができません。
サイルベアをはじめとするケーブルチェーンは、こうした可動するケーブル・
ホースを保護する目的で作られており、ここにケーブル・ホースを収納する
ことで、無理な負荷を与えることなく、整然と支持案内し、移動ストローク
を往復運動させることができます。
ケーブルチェーンの働き
名称 | 役割 | |
S | 移動ストローク(㎜) | 装置の移動部(ケーブルチェーン移動端)が往復運動する2 点間距離を指す |
F | フリースパン(㎜) | ケーブルチェーンの支点間距離を指す。形番によって許容長さが異なる |
R | 屈曲半径(㎜) | ケーブルチェーンが一定方向に屈曲するときの半径。形番によりバリエーションがある |
K | 移余裕長さ(㎜) | 設置寸法誤差を吸収するためのケーブルチェーンの余裕 |