なぜ正しい原料の中に異なる原料が混入するのか

見落とされる誤投入リスクのイメージ

なぜ正しい原料の中に異なる原料が混入するのか
見落とされる誤投入リスク

結論
原料の混入は、 現場作業者のミスだけで発生するわけではありません。
  • 出荷元での取り違え
  • 倉庫での保管ミス
  • 一時的な置き場所変更
  • 思い込みによる見落とし
このような複数の要因が重なり、 正しい原料の中に異なる原料が混入することがあります。 重要なのは人を責めることではなく、 混入していても投入できない仕組みを作ることです。

誤投入事故というと、 作業者が間違った原料を持ってきた場面を想像する方が多いかもしれません。

しかし実際には、 正しい原料の中に異なる原料が紛れ込んでいるケースがあります。

しかもそのような混入は、 現場が気付かないまま投入工程まで進んでしまうことがあります。

今回は、 異なる原料が混入する理由について解説します。


① 出荷元で既に混入している

最も見落とされやすいのが、 入荷前の段階で発生している混入です。

例えば、 同じ原料が多数入ったコンテナの中に、 別原料が1袋だけ混入していたケースがあります。

現場では、 入荷した原料は正しいものだと思いやすいため、 発見が遅れることがあります。

数量が多いほど、 1袋だけの違いは見逃されやすくなります。


② 倉庫保管時に混入する

実は自社倉庫内でも混入は発生します。

例えば、 保管スペースを確保するために、 原料が少なくなったパレットの上へ別原料を一時的に置くことがあります。

その時は仮置きのつもりでも、 そのまま保管状態になってしまうケースがあります。

結果として、 同じパレット上に異なる原料が混在することになります。

実際に起きた混入事例

実際の現場では、原料の保管スペースを確保するため、 残量が少なくなったパレットへ別原料を一時的に積み重ねた結果、 異なる原料が混在した状態となり、誤投入につながった事例があります。

作業者は同じパレット上に置かれている原料を 同一原料だと思い込みやすく、 混入に気付かないまま作業が進んでしまうことがあります。


③ 人は同じパレットなら同じ原料だと思う

人は保管場所を手掛かりに判断します。

そのため、

  • 同じパレットにある
  • 同じ棚にある
  • 同じエリアにある

という状態を見ると、 同じ原料だと思い込みやすくなります。

実際には異なる原料が混ざっていても、 違和感なく作業が進んでしまうことがあります。


④ 数量が多いほど発見しにくい

大量保管されている原料ほど、 混入は発見しにくくなります。

例えば、

  • 50袋の中に1袋
  • 100袋の中に1袋
  • 200袋の中に1袋

という状況では、 目視確認だけで見つけることは簡単ではありません。

しかも忙しい現場ほど、 全数確認は現実的ではありません。


⑤ QR照合でも防げないことがある

異種原料混入は、 QR照合システムを導入していても発生することがあります。

ラベルが正しい場合、 照合システムは正常と判断します。

しかし、 その袋自体が異なる原料だった場合、 システムは異常を認識できません。

そのため、 ラベルだけに依存した運用には限界があります。


重要なのは混入を前提に考えること

多くの現場では、 混入しないことを前提に運用されています。

しかし実際には、

  • 出荷元ミス
  • 保管ミス
  • 置き場所変更
  • 識別ミス

などによって混入は発生します。

だからこそ、 混入する可能性を前提にした対策が必要です。


ステルテックの考え方

ステルテックは、 人が間違えないことを前提にしていません。

出荷元での混入も、 倉庫での混在も、 現場では実際に起こると考えています。

だからこそ、 人の注意力や経験ではなく、 仕組みによって誤投入を防ぐことを重視しています。

混入していても検出できる仕組みこそが、 誤投入防止につながります。


ステルテックでは、 AI-OCR・照合システム・電子鍵を活用した 誤投入防止システムを提供しています。


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